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ユニック車(トラッククレーン)について。必要なメンテナンス、資格など

姫路市特装架装

姫路市にある船場サービスのブログ担当です!

今回はユニック車について書いています。

もくじ

ユニック車とは?

ユニック車とは?姫路市船場サービス

ユニック車は、トラックにクレーン設備を取り付けた車体の事です。

画像の様に運転席後部にクレーン設備が付いてるトラックは道でよく見かけます。

重量物を持ち上げて動かす事ができて、一般的なユニック車は2.2t~2.63tまで待ちあげることができます。

ユニックの意味は?

ユニックとは、「UNIVERSAL CRANE(=すべての人々にとってのクレーン)でありたいという願いと、力強いUNICORN(=その形が似ている伝説の一角獣)をイメージして作られた造語」と古河ユニックさんの公式サイトに書かれています。

引用元:古河ユニック株式会社

ユニック車に必要な資格

ユニック車を使うには資格が必要です。

車両総重量や最大積載量などによって必要となる免許が変わりますので、運転する車体を把握した上で資格を取るか、幅広くカバーできる資格を取る必要があります。

資格は運転免許証、クレーン操作、の三つが必要となります。

運転免許証

公道を走るには運転免許証が必要です。

  1. 普通自動車免許:車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満の場合
  2. 中型自動車免許:車両総重量5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満の場合
  3. 大型自動車免許:車両総重量が11トン以上、最大積載量6.5t以上の場合

クレーン操作

クレーンを動かす時に必要となります。

資格によって扱える重さが変わってきます。

  1. 小型移動式クレーン運転技能講習:吊り上げ重荷0.5t〜1t未満の場合
  2. 小型移動式クレーン技能講習:吊り上げ重荷1t以上5t未満の場合
  3. 移動式クレーン運転士免許:吊り上げ重荷5t以上

玉掛け業務

クレーンのフックをかける時に必要となります。

クレーン操作同様、資格によって扱える重さが変わってきます。

  1. 玉掛け業務の特別教育:吊り上げ重荷1t未満
  2. 玉掛け技能講習:吊り上げ重荷1t以上

ユニック車に必要なメンテナンス

ユニック車はトラックですので、通常のトラック整備が必要です。

加えて、クレーン機能も定期的なメンテナンスを要します。

こちらでは、そのメンテナンスについて紹介します。

給脂

クレーンは適切な給脂をすることで動作部分の摩耗を減らし、寿命を延ばすことができます。

給脂個所は以下の通りです。

  1. ブーム摺動板
  2. ブームフートピン
  3. デリックシリンダ支持ピン
  4. ウインチドラムギヤ
  5. 旋回ギヤ、ベアリング
  6. プロペラシャフト
  7. ワイヤロープ

給油

クレーンのギヤオイルは劣化していくので定期的な交換が必要です。

ワイヤーロープの点検

ワイヤーロープの素線が10%以上切れている物、直径の減少が7%以上の物、型崩れ、腐食、曲がり、ねじれなどがある物は交換が必要です。

ワイヤーロープは消耗品なので、上記の状態があれば交換しましょう。

増し締め

ネジやボルトの緩みを定期的に確認して、必要であれば増し締めをしましょう。

緩みによる事故が起きる可能性があるので放置するのは危険です。

消耗品

消耗品の交換時期は部品によって違います。

あくまでも目安ですが、以下の通りです。

1年に一度→ウインチ減速機のギヤオイル、ラインフィルター

2年に一度→作動油、旋回減速機のギヤオイル、

3年に一度→パッキン、シール、ブーム摺動板、ホイストウインチのブレーキシュー

5年に一度→油圧ホース

損傷、消耗に応じて必要な交換→配線やケーブル、電池、スイッチ電球、ヒューズ、油脂、フック、スラストベアリング、ナットなど

ラジコン送信機

送信機のゴムやカバーのひび割れから水が入り電子回路に影響を及ぼすことがあります。

ユニック車はどこで直せる?

ユニック車はどこで直せる? 姫路市船場サービス

ユニック車は定期的な修理、また破損による大規模な修理が必要となります。

どこで修理ができるかをご紹介します。

特装サービス工場

ユニック車は特装車の一つです。

特装の製造と修理ができる工場であれば、破損状況に応じて修理、載せ替え等、幅広く提案をしてもらえます。

弊社、船場サービスも特装の修理、クレーン機能の取付などを得意としています。

一般的な整備工場

一般的な整備工場でもユニック車を受け付けている所はあります。

専門的な修理の場合、特装サービス工場やディーラーに修理を頼むこともあり、その場合は修理期間が長引いたり、料金が高くなることがあります。

ディーラー

トラックのメーカーや販売代理店は、一般的なメンテナンスや小規模な修理を行うためのサービスセンターを提供しています。

これらの工場では、トラックのエンジンオイル交換やフィルター交換、点検作業などを行うことができます。

ただし、クレーン部分の修理や重要な機構の修復には、より専門化された場所が必要です。

まとめ

ユニック車は多くの現場で活躍しており、遠出することもあるでしょう。

出先で使えない状況、事故が無いようにしっかりとメンテナンスしておくことが必要不可欠です。

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